2007/08/12

10gR2 RAC : CRS インストール時に VIP が構成されない

10gR2 RAC : CRS インストール時に VIP が構成されない
内容:
[起こりうる現象]
CRS インストール時に VIP が構成されない

1.root.sh 実行時に以下のようなメッセージが表示される
Oracle CRS stack installed and running under init(1M)
Running vipca(silent) for configuring nodeapps
The given interface(s), "eth0" is not public. Public interfaces should
be used to configure virtual IPs.

<日本語環境では以下のようなメッセージとなります>

指定のインタフェース"eth0"はパブリックではありません。パブリック・インタフェースを
使用して仮想IPを構成する必要があります。

2.上記メッセージを無視して継続した場合にも、インストール最後のコンフィグレーション・
アシスタント中で実行される Oracle Cluster Verification Utility で失敗する

なお、Windows プラットフォームでは、root.sh の実行時ではなく、Oracle Cluster
Verification Utility 中で、VIP の設定が行われるため、2. のエラーのみが顕在化します。


[対象リリース]
問題が発生するリリース : Oracle Database 10g Release 2(10.2.0)
問題を修正したリリース : なし
問題を修正予定のリリース: 未定
問題を修正したPSR : なし
問題を修正予定のPSR : 未定


[対象プラットフォーム]
すべてのプラットフォーム


[起こりうる条件]
VIP を構成するパブリック LAN として、以下の ネットワークセグメント中の
プライベート IP アドレスを指定している

- クラスA : 10.0.0.0
- クラスB : 172.16.0.0 - 172.31.0.0
- クラスC : 192.168.0.0 - 192.168.255.0


[原因]
弊社製品の仕様上の動作となります。
Oracle Clusterware 10gR2 では、インストール時に VIP を自動で構成しますが、
その際に IP アドレスの検査を行い、上記 IP アドレス を プライベート用の IP
アドレスと判断してしまいエラーになります。
以下の回避策にて、VIP に対して、プライベート IP アドレスを設定いただくことは
問題ございません。(ただし CSS がインターコネクトとして使用する ネットワーク
IP アドレスには VIP は設定できません。)


[回避策]
以下のいずれかを行ってください
1. VIPCA を手動で起動し、設定を行う
Oracle Cluster Verification Utility がエラーとなった場合でも一旦そのまま
無視して終了させ、以下の手順にて VIPCA を起動し、VIP を設定します。
(UNIX プラットフォームでは、root.sh 実行直後でも実行できます。また、その
場合に、root.sh の再実行は必要ありません)


$ cd $ORA_CRS_HOME/bin
su
# export DISPLAY=XXX.XXX.XXX.XXX:0.0 [VIPCAを表示させるコンソールを指定します]
# vipca


> cd %ORA_CRS_HOME%\bin
> vipca

2. srvctl add nodeapps コマンドにて手動で設定を行う
Oracle Cluster Verification Utility がエラーとなった場合でも一旦そのまま
無視して終了させ、以下の手順にて VIPCA を起動し、VIP を設定します。

# srvctl add nodeapps -n -o -A //< I/F NAME>


[BUG番号]
BUG:4437727
* Metalinkで内容を公開していない場合があります


[補足情報]
VIP 設定後に、再度 Oracle Cluster Verification Utility 相当のチェックを行うためには
以下のコマンドを実行します。

$ cd $ORA_CRS_HOME/bin [Windows プラットフォームでは cd %ORA_CRS_HOME%\bin]
$ ./cluvfy stage -post crsinst -n


[更新履歴]
2007/06/21 原因欄を補足
2007/06/04 原因欄を補足
2007/05/29 原因欄を補足
2006/06/05 原因欄を補足
2006/05/12 より、具体的なエラー例・手順を掲載いたしました
2005/08/29 本文書を公開
キーワード:
VIP ローカルアドレス
内容:
[起こりうる現象]
CRS インストール時に VIP が構成されない

1.root.sh 実行時に以下のようなメッセージが表示される
Oracle CRS stack installed and running under init(1M)
Running vipca(silent) for configuring nodeapps
The given interface(s), "eth0" is not public. Public interfaces should
be used to configure virtual IPs.

<日本語環境では以下のようなメッセージとなります>

指定のインタフェース"eth0"はパブリックではありません。パブリック・インタフェースを
使用して仮想IPを構成する必要があります。

2.上記メッセージを無視して継続した場合にも、インストール最後のコンフィグレーション・
アシスタント中で実行される Oracle Cluster Verification Utility で失敗する

なお、Windows プラットフォームでは、root.sh の実行時ではなく、Oracle Cluster
Verification Utility 中で、VIP の設定が行われるため、2. のエラーのみが顕在化します。


[対象リリース]
問題が発生するリリース : Oracle Database 10g Release 2(10.2.0)
問題を修正したリリース : なし
問題を修正予定のリリース: 未定
問題を修正したPSR : なし
問題を修正予定のPSR : 未定


[対象プラットフォーム]
すべてのプラットフォーム


[起こりうる条件]
VIP を構成するパブリック LAN として、以下の ネットワークセグメント中の
プライベート IP アドレスを指定している

- クラスA : 10.0.0.0
- クラスB : 172.16.0.0 - 172.31.0.0
- クラスC : 192.168.0.0 - 192.168.255.0


[原因]
弊社製品の仕様上の動作となります。
Oracle Clusterware 10gR2 では、インストール時に VIP を自動で構成しますが、
その際に IP アドレスの検査を行い、上記 IP アドレス を プライベート用の IP
アドレスと判断してしまいエラーになります。
以下の回避策にて、VIP に対して、プライベート IP アドレスを設定いただくことは
問題ございません。(ただし CSS がインターコネクトとして使用する ネットワーク
IP アドレスには VIP は設定できません。)


[回避策]
以下のいずれかを行ってください
1. VIPCA を手動で起動し、設定を行う
Oracle Cluster Verification Utility がエラーとなった場合でも一旦そのまま
無視して終了させ、以下の手順にて VIPCA を起動し、VIP を設定します。
(UNIX プラットフォームでは、root.sh 実行直後でも実行できます。また、その
場合に、root.sh の再実行は必要ありません)


$ cd $ORA_CRS_HOME/bin
su
# export DISPLAY=XXX.XXX.XXX.XXX:0.0 [VIPCAを表示させるコンソールを指定します]
# vipca


> cd %ORA_CRS_HOME%\bin
> vipca

2. srvctl add nodeapps コマンドにて手動で設定を行う
Oracle Cluster Verification Utility がエラーとなった場合でも一旦そのまま
無視して終了させ、以下の手順にて VIPCA を起動し、VIP を設定します。

# srvctl add nodeapps -n -o -A //< I/F NAME>


[BUG番号]
BUG:4437727
* Metalinkで内容を公開していない場合があります


[補足情報]
VIP 設定後に、再度 Oracle Cluster Verification Utility 相当のチェックを行うためには
以下のコマンドを実行します。

$ cd $ORA_CRS_HOME/bin [Windows プラットフォームでは cd %ORA_CRS_HOME%\bin]
$ ./cluvfy stage -post crsinst -n


[更新履歴]
2007/06/21 原因欄を補足
2007/06/04 原因欄を補足
2007/05/29 原因欄を補足
2006/06/05 原因欄を補足
2006/05/12 より、具体的なエラー例・手順を掲載いたしました
2005/08/29 本文書を公開
キーワード:
VIP ローカルアドレス

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