2007/08/20

Red Hat Enterprise Linux 4.0 環境で Java アプリケーションの文字化けが発生

内容:
[概要]
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4 (Update2以降は除く)上でJDK/JRE1.4.2_9以
前を利用するJavaアプリケーションは、OS(ディストリビューション)の問題、
font.properties.jaの問題により日本語が正しく表示されません。

* 本件は、OS(ディストリビューション)の問題のため、あらゆる製品に影響
があります。


[対象リリース]
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4上での動作をサポートしているシステム製品の
全てのリリース


[対象プラットフォーム]
Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4 (Update2以降は除く)


[起こりうる条件]
次の条件のすべてを満たす場合に発生します。
- [対象プラットフォーム]を使用している。
- JDK1.4.2_09以前を利用するアプリケーションを使用している。


[原因]
JDK 1.4.2_09以前には、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4に対応した
font.properties.ja ファイルが含まれていません。このため、JDKはwatanabe
フォントを使用するfont.properties.jaを使用し、watanabeフォントを使用しようと
します。しかし、版権の問題によりRed Hat Enterprise Linux AS/ES 3 以降は
watanabeフォントが削除されているためwatanabeフォントが使用できません。

また、Red Hat Enterprise Linux AS/ES 4、Update1 には X フォントサーバー
に使用されるfonts.dirファイルに日本語フォントに関する設定が含まれていま
せん。


[回避策]
OSからの観点での回避策が2つあります。

1) OSから準備する場合は、Red Hat Enterprise Enterprise Linux AS/ES Update2
以上のメディアを使用してOSをインストールします。
この場合、正しく日本語フォントが設定されたfonts.dirが提供されるため、
フォントのワーニングは表示されますが、Javaアプリケーションでは日本語
が表示されます。

2) Red Hat Enterprise Enterprise Linux AS/ES または Update1 の環境に対し
てUpdate2を適用する場合には、fonts.dirを作成しなおしてく
ださい。

* fonts.dirの作成方法はOSのマニュアル等を参照してください。
一般にはttmkfdirコマンド(3.0.9-14.1.EL)を利用します。


[BUG番号]
BUG:4609183
* Metalinkで内容を公開していない場合があります


[更新履歴]
2006/01/11 公開区分を変更
2005/11/28 本文書を公開

キーワード:
RHEL REDHAT RED HAT 文字化け 豆腐 ? ? 文字 化ける OUI ブラウザ アプリ JAVA JRE JDK 1.4.2

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