2007/10/30

ソフトウェア開発データ白書2006

本書では、ソフトウェア開発プロジェクトの実態を分析。昨年2005年同時期に発行した第一版から、データ量や分析結果を大幅に充実させ、データの精度が大幅に高まりました。
 実際には、昨年2005年の1.5倍に相当する15社を超えるシステム・インテグレータから、およそ1400プロジェクト分の定量データを収集。内容は、2005年版に引き続き、システム開発における最大の課題である“QCD(品質、コスト、納期)”に焦点を当て、様々な開発指標(ソフトウェア・メトリクス)をクロス分析し、「適切な工期とは何か」や「品質と外注率の関係」など、これまで実証できなかったことを数値で証明しています。
 データの収集と分析は、情報処理推進機構内に2004年に設置された産官学協同のソフトウェア・エンジニアリング研究機関「ソフトウェア・エンジニアリング・センター」が実施しています。


1章 白書の背景と目的

2章 収集データについて
 2.1 2006年度のデータ収集のポイント
 2.2 データ提供状況

3章 分析について
 3.1 分析の考え方
 3.2 分析データの選定基準
 3.3 分析結果の見方

4章 主な収集データ
 4.1 データの表示方法と対象データ
 4.2 開発プロジェクトの全般的な特徴
 4.3 利用局面
 4.4 システム特性
 4.5 開発の進め方
 4.6 ユーザ要求管理
 4.7 要員等のスキル
 4.8 規模
 4.9 工期
 4.10 工数
 4.11 体制
 4.12 信頼性
 4.13 実施工程の組み合わせパターン
 4.14 プロジェクト成否

5章 プロジェクトの主要要素の統計
 5.1 この章でのデータの見方
 5.2 FP規模
 5.3 SLOC規模
 5.4 工期
 5.5 工数
 5.6 月あたりの要員数

6章 工数、工期、規模の関係の分析
 6.1 分析の概要と手順
 6.2 主な要素の分布
 6.3 工数と工期
 6.4 FP規模と工数
 6.5 FP生産性
 6.6 SLOC規模と工数
 6.7 SLOC生産性
 6.8 FP規模とSLOC規模の関係

7章 信頼性の分析
 7.1 信頼性:FP規模の場合
 7.2 信頼性:SLOC規模の場合

8章 工程別と予実の分析
 8.1 工程別の工期、工数
 8.2 工程別のレビューとテスト状況
 8.3 計画と実績の分析

9章 統計分析についての解説
 9.1 解説1:統計分析の読み方
 9.2 解説2:多変数データの統計分析

10章 組織的な取り組み事例
 10.1 取り組みのサマリ
 10.2 取り組み詳細

11章 まとめ

付録
 【付録A】 データ項目の定義
 【付録B】 データ収集フォーム Ver.2.0
 【付録C】 データ項目ごとの回答状況
 【付録D】 用語集
 【付録E】 参考文献・参考情報

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